こんにちは、こんばんは。理系大学生の独り言(いぶいぶ)へようこそ!
今回はサッカー界でよく議論される「3バック」と「4バック」について書いていきたいと思います。
今回は下記の順番で紹介していきたいと思います。それではいってみましょう!
そもそも3バック、4バックってなに?
サッカーをあまり見ない、知らないという人には馴染みのない言葉かもしれません。
この3バックや4バックというのは、DF(ディフェンダー)と呼ばれる選手の人数を表しています。
※DFというのは、主に守備をメインとする選手のことを言います。
DFが3人いるなら、3バック。4人なら4バックとなります。
簡単ですね!
3バックと4バック、なにが異なるのか。
単純に人数が異なりますが、他にはどんな違いがあるのか。
それぞれの特徴を下にまとめます。
なお下記で出てくる専門用語も簡単にまとめておきますね。
CB(センターバック)→DFの中でもコート中央を守る人。
SB(サイドバック)→DFの中でもコートのサイドを守る人。中には攻撃参加をする人も!
3バックの場合
- 3CBで構成される
- 守備は5バックを中心に考えられていることが多い
- 4バックよりも攻撃時にボール保持がしやすい
などなど。
4バックの場合
- 守備の安定感がある
- CBとSBから構成される
- ボール保持には不向き
などが挙げられますね。
近年では4バックが主流ですが、日本代表をはじめ世界のクラブの中でも
3バックを運用しているチームはあります。
では、なぜ4バックが主流であるのか。
それは、守備の役割がはっきりとしているからだと考えています。
CBは中央をSBはサイドを守ればいいからです。
(もちろん、CBがサイドに流れて守備する時もあるし流れの中でポジションを離れて守備することはありますが。)
逆に3バックはCBの能力値が高くないと、運用は難しいです。
トランジション時(攻守の入れ替わり)では、カウンターでサイドを使われた時にWB(3バック時にサイドを守る選手)が戻るまでの間はSB的な立ち回りをしなければならない。
さらに攻撃時では、サイドのCBはドリブルで持ち運ぶことができないと、攻撃が停滞しがちです。
真ん中のCBはテンポよくサイドのCBに配球し、場合によっては縦パスをいれることも必要。
ラインコントロールも4バックより難しいことから、よりサッカーIQが高い選手が努めなければいけないという点もあります。
このように、4バックは比較的運用が簡単で、3バックは難しいことを挙げてきました。
「結論は4バックの方がいい。」それではまた次回の記事で!
とはいかないのが、いぶいぶ。
4バックにも致命的な欠点があります。次の章では、これについて書いていきます。
3バックにするとビルドアップが簡単になる?
思い返すこと2年前。2022年カタールw杯。
日本代表は世界の強豪ドイツ、スペインに大勝。夢かと思いましたね。
(正直あの勝利を誰が予想できたでしょうか。)
w杯の時のフォーメーションを覚えている方、いますか?
日本は初戦のドイツ戦を4-2-3-1で始めました。4バックですね。
前半は押し込まれる時間が続きましたが、後半は雰囲気が一変しました。
なんと日本代表もボールを持てるようになってきたのです。
「あれ3バックじゃね?」当時の僕は後半開始直後に、すぐに気づきました。
日本は3-4-2-1(3-4-3)に変更したのです!
3バックにした→ボールを持てるようになった
ということは分かったのですが、なんで?って感じですよね。
でも強豪のクラブや国を思い出すと、なるほどってなります。
例えば、マンチェスターシティ。
彼らはポゼッションサッカーの頂点と言えますが、そんな彼らは決まって
攻撃時は3バックに可変します。
カンセロロールや、ダウン3、片方のSBを上げる方法など。
やり方はあるにせよ、とにかく後ろで3枚を作る。
当時のドイツ代表は左SBを前線に上げて、残りのDFがスライドして3バックを作っていました。
(僕の記憶があっていれば。)
このように、4バックから3バックに可変するのは、もはやポゼッションサッカーの
常識なんですね。
理由としては、多分こんな感じ。
- 1トップ、2トップに対して数的優位を作れる
- ボールを持ち運びやすい
- 勝手にボールが繋がりやすい形になる
特に3つ目の「勝手にボールが繋がりやすい形になる」がポイントだと思っています。
4バックだとSBはサイドに広がることが多い。
それは「SBはサイド担当する」という考えに基づいているからだと思っています。
どういうことか?3バックはCBで構成されていますよね。あくまで、中央付近にいて
守備をメインとする考えがあるんです。
(3人で横幅68mを守るという意識)
だから中央付近に適度に広がって、陣形を維持する。これが結果的にボールが繋がる
形になっていると考えています。
4バックを運用していたチームが、3バックにしてから「なんかボール繋げるようになったな」
というのは、おそらくこの現象が関係しているのではないかと考えました。
守備で優秀なのはどちらか
攻撃面では3バックの方に軍配が上がりましたが、守備面ではどうでしょうか。
3バックは実質的に5バックとなることが多いシステムです。
なので、全体的なスペース埋めたり、守備を固めたりするのには優れているでしょう。
しかし、カウンター攻撃が非常に難しいと言えます。
5バックのシステムは5-3-2もしくは、5-4-1となることが一般的なので、
攻撃を2人、最悪の場合1人で行うことも少なくありません。
そうなると、守備を固めたはいいものの、なかなか攻撃に
転じることができないという弱みもあります。
一方で4バックはどうでしょうか。DFラインを4人でスライドすれば、
サイドのスペースを埋めるには十分な人数だと言えます。
また、4バックなら前線に選手を多く残せるのでカウンターの心配も少ないでしょう。
さらに3バックと異なり、システム変更が容易なので相手に合わせて柔軟に対応できることも
魅力の1つです。
攻守のバランスを考えると4バックが主流になるのも納得の結果といえます。
適切な人数、カウンター攻撃、システムの柔軟性を考慮すると4バックの勝利と言えますね。
結論を踏まえ、筆者はどう思うか。
攻撃なら3バック、守備なら4バックという結論に至りました。
もちろん、対戦相手との力量差やゲームプラン、所属選手の特性など
様々な要因を考慮すると、そのチームにとっての最適解はさまざまです。
その上で、僕が結論どっちがいいのか。
僕は、3バック派です。圧倒的に。
理由は3つで。1つ目にボール保持のしやすさ。
2つ目に役割の明確さ。3つ目に攻めた守備ができる。
以上の3点が理由です。
1つ目は前述の通りです。
2つ目に関しては、攻守ともに言えることだと考えています。
CBはボールの配球、WBは上下動、SHはライン間、トップは9番的な動きなど。
とにかく全員に明確な答えがあるので、あとはそれを忠実に遂行するという
ことができれば効果的に機能すると思うからです。
(まぁそれが難しいのですがw)
3つ目の攻めた守備はアトレティコマドリードが良い例です。
彼らは強豪でありながら、3バック(5バック)で守備をします。
それは後ろに人数を残しているからできる、前線からの強気な守備が
ショートカウンターに繋がることを知っているから。
またミドルで構える守備に移行もできるので、この辺はゲームプランによって
変更できる点も強みですね。
こんな感じで、今回は終わりにしようと思います。
結果は引き分け。でも僕は3バックが好きという結論でしたw
最後まで読んでいただきありがとうございました。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
ゴラッソ!(^.^)/~~~
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